突き指について。
こんにちは。
5月も下旬、まだ気候が不安定ですが、
日も大分長くなってきました。
さて、今日は突き指についてお話します。
足関節捻挫も起こしやすいですが、突き指つまり、
指節関節捻挫も起こしやすい外傷の一つです。
何かしらの原因により指が変な方向に曲がっている気がする。
物凄く痛い、腫れている。これって突き指?と、思った時。
もしも、その日が日曜日であったり、診療時間外であったりと、
どうしますか? 救急へ行きますか? 放っておきますか?
どちらにしても、最低限お願いしておきたい事が③つあります。
①まず、受傷後はすぐに腫れて来ない場合があります。
だから、大丈夫とは絶対に思わないで下さい。
時間は個人差がありますが、必ず腫れてきます。
指輪などをしている場合は即座に外して治るまでは
ネックレスにして首にかけるか、大事にしまっておいて下さい。
②引っ張らない。
程度にもよりますが、激痛でない限りは引っ張りたくなります。
ですが、ひっぱりますと、症状が悪化してしまいます。
③とにかく、冷却!
応急処置では休む(動かさない)、冷却、圧迫、挙上が腫れを酷くしたり、激痛に
ならないようにする為に鉄則です。
冷却法は自由です。柔らかい氷枕(アイスノン)があればそれをタオルにまいて、
硬くても保冷剤があれば保冷剤をタオルに巻いて、
アイスドリンクようの氷しかなければ、氷嚢に入れて。
(氷嚢がない場合はビニール袋に氷を入れて空気を抜いて、必要があればタオルで
冷たさを調節して)冷やして頂く事で、その後の治療スピードが大きくかわります。
最後に、骨折の場合は激痛、または機能的に
指を曲げる事ができませんが、
指を曲げる事ができても、骨折という時があります。
衝撃により、とても小さな骨の欠片ができている時です。
これが余りに多い場合や機能障害を起こす場合は
手術という事もありえますが、基本的には捻挫の処置と同様に
約2週間(人により1-3週間)の固定で大丈夫です。
その間も痛みや腫れが引くまでは
是非、冷却も忘れないで行って頂きたいと思います。
この時期は運動会や体育祭などが行われる頃だと思います。
もしもの時の処置も大事ですが、怪我をしない事が一番ですので、
運動前はストレッチをしっかりと行って、怪我のないように臨んで
頂けたらと思います。
それでは、また次回お会いしましょう。