西洋タンポポ
和名:西洋タンポポ
英名:ダンディライオン
〈概論〉繁殖力が強い。世界各地で野生または栽培。
歴史的にも各地の伝統医学で自然薬として活用されている。
日本では『根』を生薬として健胃・利胆・緩下(穏やかな下剤)・催乳の目的で用いられていた。
いわゆる『タンポポコーヒー』はこの根を軽くローストしたもの。
葉はカリウムを豊富に含み利尿目的で使われる。
〈禁忌〉肝胆系の不調や便秘・消化不良に用いられるが、胆道閉鎖・胆嚢炎・腸閉塞には使用してはならない。
〈副作用〉成分の苦味質により胃に不快感を覚える場合がある。
〈注意〉チコリ根(タンポポ類似、タンポポと違い花茎は1mに達する)の混入に注意。
またチコリは芽を軟白栽培され食用できる。
参考:メディカルハーブ事典・広辞苑
〈余談〉花も食べられます。小学生の頃は食べられると聞いて、土手や山でタンポポの他、
つくし、わらびなどを摘んで持ち帰った記憶があります。
しかし、そこそこ成長したある時期より除草剤や、動物などの粗相で衛生的にどうだろうかという話が
出てきてその頃から摘んで帰らなくなりました。
当時は根の部分が使える事を知りませんでしたが、知っていたら根は土の中なので
花の代わりに根を持ち帰っていたかもしれません。
また、根が物凄く長くて丈夫であると知った時は、穴を掘ってでも全部抜いてみようと
やんちゃしていた時期もありました。
花言葉:飾り気のなさ